A
(アンペア) |
電気の流れ(電流)を表す単位。消費電力1000Wの家電を使用した場合、1000W÷100V=10Aとなる |
アンペア
ブレーカー
(電源制限器) |
分電盤に設けられているスイッチ。設定値(=契約電流)を超える電流が流れた場合、自動的に電流の供給をストップさせる装置。東京電力が提供するブレーカー(=SBブレーカー)は設定値毎に色を分けている
赤 |
桃 |
黄 |
緑 |
灰 |
茶 |
紫 |
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10A |
15A |
20A |
30A |
40A |
50A |
60A |
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IPP |
独立系発電事業者(IPP : Independent Power Producer)。発電のみを行い電力会社に卸売りをする独立系の卸供給事業者 |
域外供給 |
電力会社はこれまで地域内でのみで独占して電力を供給することができたが、電力の自由化により、地域外でも電力を供給できるようになった |
一括受電
サービス |
マンションなどで一括で電気を購入することで、個別で購入(低圧契約)するよりも安い料金体系(高圧契約)で電力を購 入できるサービス。一般家庭の電力をまとめて契約することでホテルやビルと同じ料金体系で契約できる |
一般送配電
事業者 |
電源から一般の需要家(電力の消費者)へ電力の配送電を行う事業者。日本では現在一般電気事業者(電力会社)がこの事業を担っている |
Echonet-Lite |
スマートメーターとHEMSをつなぐ通信規格。2012年2月に経産省により標準規格として認定された |
SB契約 |
東京電力が設置するSB(サービスプレーカー)の容量に応じて基本料金を設定する契約 |
お客様番号 |
電気需給契約ごとに発番される契約番号 |
卸供給事業者 |
一般電気事業者に電気を供給する事業のうち、供給契約10年以上かつ1000kW超、または供給契約5年以上かつ10万kW超 のもの。いわゆるIPPである |
卸電気事業者 |
一般電気事業者に電気を供給する事業のうち、発電出力の合計が200万kW超のもの |
供給地点
特定番号 |
自由化以降の電気受給契約を締結する際に必要となる22桁の番号 |
計画値同時同量 |
発電計画と需要計画を一致させること。電力はためておくことができず、電力品質(周波数や電圧)を維持して供給されているため、発電量と消費量を一致させることが安定して電力を供給するために非常に大切である |
系統
(電力系統) |
系統(電力系統)とは、発電設備、送電設備、変電設備、配電設備、需要家設備といった電力の生産から消費までを行う設備全体を指す |
検針票 |
毎月、使用電力量を確定した際に渡す使用量や請求予定金額を記載した用紙 |
広域的運用
推進機関 |
日本の電気事業の広域的運用を推進することを目的とする団体であり、すべての電気事業者が会員となることを義務付けられている。広域的運用推進機関。広域機関。OCCTO |
キャビネット |
供給用配電箱のこと。高圧供給を地中線で行う場合に、東京電力設備とお客さま設備の接続箇所を収納するため、お客さま構内に設置する箱状の設備 |
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キュービクル
(QB) |
高圧(6,000V以上)で受けた電気を低圧(100V、200V)に降圧するために必要な一連の設備。変圧器、開閉器、計量器等を金属箱に収納したもの |
小売事業者 |
需要家(電力消費者)と供給契約を結び電力を供給することができる事業者。2016年からのライセンス制の導入により、登録制となった |
小売り自由化 |
規制緩和の流れを受け、これまで特定の事業者に限られていた市場への電力のが開放されている。工場などの産業向けの特 別高圧部門と高圧部門は2015年現在、既に自由化されており、2016年4月より一般家庭や事業所などの低圧部門への小売 りが自由化される |
再生可能
エネルギー |
太陽光、水力、風力、バイオマス、地熱、中小水力、波力、潮力などのこと。資源が枯渇せず繰り返し使えるため、「再生 可能」という名称が付いている。発電時や利用時に地球温暖化の原因となる二酸化炭素をほとんど排出しないエネルギーで ある |
最大需要電力
(デマンド) |
30分間の平均電力の最大値のこと。実量制契約の場合、このデマンドに基づき、契約電力が決定される |
再点 |
新たな場所で電気を使用開始すること。また、それに伴う電気需給契約開始手続きの事 |
従量電灯 |
電力会社における一般的な料金プラン。使用電力量によって電力料金単価が変化する |
協議制契約 |
使用する負荷設備および受電設備の内容、同一業種の負荷率、操業度等を基準としてお客さまと電力会社との協議により契約電力を決定する契約方法 |
実量制契約 |
年間最大電力(当月と前11ヶ月の月間最大需要電力の比較による最大値)に基づき当月の契約電力を決定する契約方法 |
主開閉器契約 |
お客様が設置する主開閉器の容量に応じて基本料金を設定する契約 |
主任技術者 |
電気事業法第43条に基づき、電気主任技術者として選任され、届出されている者をいう。高圧以上で電気の供給を受けるお客さまは、自らの設備にたいして工事、維持及び運用に関する保安を行う必要があるため電気主任技術者の専任が義務 |
需要家 |
電気やガスの供給を必要とし供給を受けている者の事。利用者や消費者とも呼ばれる |
新電力 |
特定規模電気事業者のことをいう。これまで電力は一般電気事業者(北海道電力から沖縄電力までの地域の電気会社)が地 域で独占して販売してきたが、電力の小売り自由化に伴い新規参入した電気事業者を新電力という。ごく最近まではPPS(Power Producer and Supplier)と呼ばれていた |
スイッチング
支援システム |
広域機関が運用する需要家と小売電気事業者の需給契約を一元的に管理するシステム。契約を切りかえる際の一連の手続き をスイッチング支援システムが一元的に処理することによって、どの小売事業者と送配電事業者の組み合わせでも、同じよ うに円滑にスイッチングの手続きを完了できるようになる |
スマート
メーター |
次世代の電力量計のことをいう。従来のアナログ式の電力量計と異なり、電力をデジタルで計測し、通信機器を備え自動で 検針を行うことができる |
送配電分離 |
電力会社はこれまで一体で行ってきた発電・送配電・小売事業のうちの送配電事業を分離すること |
単相三線式 |
3本の電線のうち2本の線を使い分けることによって、100V、200V、両方の電気製品が使える配線方式 |
三相三線式 |
ポンプや大型の冷房機器など、電力消費の大きな機器を使用する際に用いられる配電方式 |
地域新電力 |
特定の地域での電気の地産地消を標榜している新電力。地域内で電気を生産消費し、更にビジネスチャンスや雇用も生み出すという地域活性化事業としての役割も期待されている |
蓄電池 |
文字通り電気を蓄えることのできる電池で、繰返し充電して使用することができる。昼間に太陽光発電システムで発電され余った電力や、夜間の安価な電力を蓄えて他の時間帯に使用することで電気代を抑えることができる |
デマンド
レスポンス |
需要家(電力消費者)が電力の供給量に合わせて電力消費を調整し電力の安定供給を図ること |
デマンド
コントローラー |
電力の有効利用を目的とした装置で、デマンドを抑制し、平坦に電気の使用をすることで負荷率向上の効果がある。デマンドを抑制できるので、基本料金を抑えたい事業者が設置することが多い |
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電子式メーター |
時間帯別料金や、パルス発信のために入れ換えられている、機械式(円盤が回っているもの)ではない電力計のこと |
電灯 |
照明や家庭用電気機器など、100V(または200V)コンセントで主に使用する電気機器を言う。 |
電力小売り |
電力の小売りはこれまで一般電気事業者(電力会社)により発電、送配電と共に一体となって行われていたが、法改正により、1999年に特別高圧部門、2003年より高圧部門、そして2016年より低圧部門の小売りが自由化される |
電力自由化 |
電力自由化とはこれまで特定の電力会社に独占されていた電気事業において規制を緩和し、市場競争を導入すること。具体的には、小売りの自由化、送配電の自由化、、発電の自由化、電力卸売市場の整備などがある |
同時同量 |
電気の発電量と需要量を一致させること。電気はためておくことができず、また周波数と電圧を調節して供給されているため、発電量と消費量を一致させることが安定して電力を供給するために非常に大切である |
動力 |
商店・工場などで使用するモーターや大型エアコンなどの電動機等の機械で、電灯および小型機器以外の電気機器をいう。東京電力の低圧における動力の新料金メニューは、「動力プラン」という |
日本卸電気
取引所 |
日本で唯一の卸電気市場。取り扱う主な市場は「スポット市場」「先渡し市場」「時間前市場」「分散型・グリーン市場」。JEPX |
廃止 |
電気の使用を止めること。また、それに伴う電気需給契約解約手続きの事。 |
発送電分離 |
電力会社がこれまで一体で行ってきた発電事業と送電事業を分離すること。日本では2020年4月に実施することが法的に決まっている |
負荷率 |
ある期間中における、負荷の最大電力に対する平均電力の割合のこと。年間使用電力量(kWh)/(直近契約電力(kW)×12)で一般的に計算される |
分電盤 |
アンペアブレーカーや漏電遮断機および配線用遮断機を収めた箱のこと
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EMS |
エネルギーマネジメントシステムの略。デマンド・エネルギー使用量の可視化や機器・設備の運転管理・制御をおこなうことで、エネルギーの効率的な利用を目的に設置される。ビルなどのオフィス用のEMSをBEMS、家庭用のEMSをHEMSという |
PAS/UGS |
お客さま設備の地絡による東京電力配電線への波及事故を防止するため、お客さま側に設置される区分開閉器。架空供給の場合はPS、地中供給の場合はUGSを施設する |
UGS |
PAS |
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V
(ボルト) |
電気を押し出す力=電圧を表す単位。電圧が高いほど多くの電気が流れる。住宅用の電圧は一般的には100V、工場などの生産機械には200V以上が使われている |
VA
(ボルトアンペア) |
皮相電力と呼ばれる。機械を動かすために使われる電力。電圧(V)の積で表される |
漏電遮断機 |
万が一漏電した場合に素早く感知して自動的に電気を切ることで、火災や感電事故を防ぐ安全装置 |
W
(ワット) |
実際に消費される電気のエネルギー。値が大きくなるほど、機械は電力を多く消費する。電力(W)=電圧(V)×電流(A) |
Wh
(ワットアワー) |
時間あたりの電力量を表す。1Wの電気を1時間使うと1Whと表記する。1000Wh=1kWhとなる |